政府が解禁!あなたはどうする?会社員にオススメの副業5選

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世の中に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の名を耳にしはじめた平成30年1月(令和2年9月改訂)、厚生労働省では「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を策定と同時に「モデル就業規則」なる働き方改革の一環でもある会社員の副業・兼業に関するガイドラインを発表しました。特に「副業・兼業の促進に関するガイドライン」では、以下の様にハッキリと会社員の副業促進を促すキーワードが明記されたのです。

 

「労働者 は、勤務時間外において、他の会社等の業務に従事することができる。」

 

参照:厚生労働省

https://www.mhlw.go.jp/content/11201250/000660780.pdf

 

 

厚生労働省ガイドライン策定に加え新型コロナウイルス感染症の世界的大流行が追い風となり、多くの企業で会社員の副業を禁止としない就業規則への改訂が実施されました。

 

2021年現在、会社員が出来る副業もどんどん増えており「収入を得る方法=会社員として企業に勤める」という考え方だけではなくなって来ている様です。今回は、副業に興味のある会社員のために「オススメの副業5選」をメリット・デメリットを併せてご紹介します。

 

今や会社員の10人に1人が副業をしている

厚生労働省が令和2年に行った調査によると、何と会社員の10人に1人が本業の他に副業をして収入を得ており、中でも本業での収入が10万円以下の人の割合が全体の34%を占めている事が分かっています。では、副業でいったいいくら位の収入を得る事が出来るのでしょうか。

 

①副業している人の割合(就業形態別)

○ 副業をしている人の割合は全体で9.7%であり、本業の就業形態別では、「自由業・フリーランス(独立)・ 個人請負」が29.8%と最も高く、「正社員」が5.9%と最も低かった。

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②副業している人の割合(業種別)

○ 副業をしている人の割合は全体で9.7%であり、本業の業種別では、「農林漁業・鉱業」、「不動産業、物 品賃貸業」、「学術研究、専門・技術サービス業」、「宿泊業、飲食サービス業」、「生活関連サービス、娯 楽業」、「教育・学習支援業」、「医療・福祉」、「その他のサービス業(理容業など)」、「その他」が、全体と 比べて割合が高かった。

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③副業している人の割合(収入別)

○ 副業をしている人の割合は全体で9.7%であり、本業の収入別では、「5万円未満」、「5万円以上10万円 未満」、「10万円以上20万円未満」、「70万円以上」が、全体と比べて割合が高かった。

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④副業している人が得たい収入と実際の収入

 

転職サイト大手のマイナビが2020年に800人を対象に実施したアンケートによると、会社員が副業で得た収入は、約42%が3万円以下と言う結果が出ています。同アンケートでは、会社員が副業で得たいと思っている収入についても集計結果が出ており、希望額の平均は約13万円。実収入と希望額には大きなギャップがある事が分かります。

 

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参照:マイナビ転職

https://tenshoku.mynavi.jp/knowhow/careertrend/05

 

副業メリット

実収入と希望額には大きなギャップがある事が分かりましたが、それでも会社員が副業をするメリットを3つご紹介します。

 

①給与所得控除と青色申告特別控除の両方が使える

青色申告では、最大65万円の控除を受ける事が出来ます。収入-経費=所得で所得に対して課税されますが、所得が65万円未満の場合は課税されません。

 

②収入の柱が増える

会社員なので本業の会社からの収入にプラスして副業での収入が入って来ます。副業で入ってくる収入は副業の種類やかけられる時間によってまちまちですが、収入の柱が多い事で安心出来る人も多いことでしょう。

 

③チャレンジしやすい

会社員として本業がある為、副業では気になっていた職種を気軽にチャレンジしやすいのではないでしょうか。その中で新たな才能が開花し、副業が本業となっていく人も少なくありません。

 

副業デメリット

会社員が副業を行う時には、メリットばかりではありません。ここでは、デメリットについて3つお話しします。

 

①今まであった自分の時間が減る

会社員の場合、すでに本業があります。つまり本業の時間以外の時間で副業をすることになる為、今まで自由に過ごしていた時間を副業に充てることになります。

 

②思っていたように稼げる保証はない

職種にもよりますが、会社員が本業で働いた後に副業でアルバイト等を始めたとして、1日何時間働くことが出来るでしょう。そして、時給数百円〜数千円だとしても月に数万円というところでしょうか。自分の自由時間を全て充てたとしたらそれなりの金額になるかもしれませんが、負担がかかる割には稼げないと言うこともあるかもしれません。

 

③確定申告が必要になる

メリットでも出て来た税金ですが、対策をしないとデメリットとなってしまいます。所得が20万円を超えた場合には必ず確定申告が必要となり、これを怠ると脱税となってしまうので注意が必要です。

 

会社員にオススメの副業5選

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会社員が副業をすることが珍しくなくなって来た昨今。本当にたくさんの副業があり、興味はあっても何を選んで良いか分からない方もいることと思います。

 

そこで、今回は会社員にオススメの副業を5つ紹介します。

株式投資

会社員の副業として紹介をしていますが、株式投資自体は「副業」という概念ではありません。株式投資は、株を売買した差額がし利益となる「投資」のため誰かから報酬を得るわけではないのです。つまり、副業が禁止されている会社員が収入を増やしたい場合にもオススメです。

 

株式投資と聞くとハードルが高そうですが、楽天証券やPayPay証券などでは数百円から始められるものもあります。

 

ただし、会社によってインサイダー取引防止の観点から社内規定で株式投資を禁止している場合がありますので始める前に確認は必要と言えます。

 

②アンケートモニター

初期投資が必要なく無料でアンケートサイトに登録するだけで始められる手軽さが魅力なのがアンケートモニターです。副業を始める際に、どうしても初期投資した分のお金を回収できなかった時の事のことが不安になります。その点、スマホさえあれば簡単に答えられるものも沢山あるので、会社員の副業として休憩時間や通勤時間などの隙間時間を活用して収入を得ることが出来そうです。

 

③不動産投資

不動産投資が会社員の副業にオススメな理由は、管理業務をアウトソーシングすることが出来れば当人は労働を伴わないので「副業」に該当しないと考えることが出来るからです。その場合、実質当人が働くこともないので体力的にも本業に及ぼす影響は少なくて済みます。

 

ただし、所有する物件の数によっては確定申告の際に事業的規模として取り扱われることもあります。事業的規模と取り扱われると各都道府県が課税する事業税の対象となるので良く勉強してから始めるとよいでしょう。

 

④WEBライティング

収入プラスαの知識を身につけられる副業がWEBライティングです。インターネット上でのサービスが普及したことによって実に様々なWEBメディアが出て来ており、そういったサービスを支えているのがWEBライターです。WEBライティングが会社員の副業にオススメな理由は、場所を選ばず在庫を抱えることもなく収入を得られることに加え知識の幅が広がることにあります。

 

クラウドソーシングでは、実に様々なジャンルの案件が転がっており、自分の記事を読んでもらうためには知らないジャンルであれば調べて理解していく必要があるのです。しかし、他業種の知識を収入を得ながらつけることが出来ることは会社員として本業にも活かせるのではないでしょうか。

 

⑤仮想通貨

仮想通貨の取引は、ハイリスクハイリターンな投資の一種です。そのため会社員の投資としては懸念されやすいですが、積み立て投資のように事前に自分のルールを作っておきさえすれば実働も少ないため会社員の副業としては本業への影響も少なく済みそうです。ただし、初心者がすぐに利益を出すことが難しい投資でもあるため、余剰金での取引をするなど無理はしないことが大切です。

 

まとめ

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会社員が副業を始める場合には、本業ありきとなるのでいきなり副業でたくさんの収入を得ることは難しいかもしれません。しかし、副業をすることで本業だけでは見えなかった視野が広がり、さらに収入もアップする事が出来るのです。本業に支障が出るような働き方はオススメしませんが、少しずつでも確定申告や税金について勉強しつつ初めてみてはいかがでしょうか。 

 

そうする事で、新しい自分の才能に気づく事ができ「これでやって行きたい」というものに出会えるかもしれません。自分が本腰を入れてやって行きたいと思える副業に出会った時に、知識不足で脱税になってしまった…なんてことにならな

いようにしっかり知識をつけながら進めていくことをオススメします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつまで続くの?在宅介護における家庭崩壊を防ぐためのレスパイトケア

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自分の家族が介護を必要とする日常が急に訪れたら…。自分にとっても家族にとっても今とは全く違う生活が訪れます。

 

しかし、ある日突然その日がやってくることを想定しながら生活している方は少ないのではないでしょうか。そこで是非導入をしたい「レスパイトケア」です。レストパイトケアとは介護をする家族が息抜きのために使用できるサービスで、世の中には家族の介護をしながら生活している人がたくさんいます。レスパイトケアサービスを知っていれば子育てや仕事、自分の時間を持ちながら家族の介護を両立する事が出来るのです。



レスパイトケアサービスについて詳しく知るためにはケアマネージャーやSW・相談支援専門員に相談するのがおすすめです。ここではレスパイトケアサービスの種類やどんな事が出来るのかを簡単に紹介します。

 

【知っておく事に早すぎることはない】

厚生労働省の調べによると80代から介護を受け始める方が多いのですが、80代の要介護者の介護を行う人の30%以上が50代の家族というデータが出ています。

 

こういったデータからも介護が必要=高齢者と思われがちですが、まだまだ働き盛りや未成年でも色々なきっかけで介護が必要となることは珍しくありません。つまり家族が介護を必要とする年齢が早ければ、自分が介護者になる年齢も若くなる可能性があるという事です。

また、同居の主な介護者(熊本県を除く。)について、日常生活での悩みやストレスの有無をみると、「ある」と回答した人は68.9%でした。介護は長期戦になる可能性も多く、やはりストレス軽減のための対策は不可欠といえそうです。

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参考:厚生労働省

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa16/dl/05.pdf

 

【自分と家族のためのレスパイトケア

ここでは、なぜレスパイトケアが効果的なのかを説明しましょう。

 

*家族だから介護がつらい

家族介護のつらいところ、それは「家族である」ということです。

育ててもらい色々なことを教えてもらった母親にできない事が増えていく、最愛のパートナーが自分の事がわからなくなってしまう、将来の夢を描いていた息子が自分で呼吸する事ができない。そばにいる人の想像もしなかった姿は、予想以上にショックが大きく先の見えない介護において「現実を受け入れる事の難しさ」も大きなストレスとなります。

 

*家族介護に向き合った時にそこにかかる時間

介護にかかる時間は、介護度により様々ではありますが介護度が上がるにつれて関わる時間が長くなることは言うまでもありません。例えば要介護1程度の方の場合は必要な時に手を貸せばいい事が多いですが、要介護5の場合は終日ケアが必要な方が多いです。介護度は「介護にかかる手間」で数字が上がって行くことを覚えておきましょう。

 

【色々なレスパイトケアサービス】

それでは、レスパイトケアサービスをいくつか紹介します。

 

訪問介護

自宅に支援員が伺って行うサービスです。

・身体介護 入浴、排泄、食事介助等の直接身体に触れる介助全般を行う

・生活援助 掃除、洗濯、調理等の家事をお手伝いする

・訪問入浴 自宅のお風呂での入浴が難しい場合にお風呂桶ごと持参入浴をさせてくれる

訪問看護 看護師が自宅に訪問し健康状態の悪化防止や主治医の指示があれば病院と同じ医療処置もしてくれる

 

通所介護

外出系介護サービスとも言われる、自宅外で行うサービスです。

・デイサービス 送迎車にて日帰りで施設に通い、レクリエーションや食事、入浴などのサービスを受けられる

デイケア 医師が常駐しており、リハビリが中心のサービスを受けられる

 

通所介護のサービスを探すサイトはこちら

LIFULL

kaigo.homes.co.jp

 

リタリコ

h-navi.jp

 

 

ショートステイ 1泊から短期的に施設入所し介護サービスが受けられる


*その他

介護保険適応外ではありますが実に様々なサービスがあります。

・ 自費サービス 

外出同行、安否確認、話し相手、家事代行、買い物代行、などなど

・予定入院

自宅での介護者の休息を主な目的とした入院、医療処置が必要で介護保険ショートステイが利用できない場合に利用する事が多い


【最後の塞 施設入所】

上記のような介護サービスを利用することにより自宅で過ごすこともできます。しかし、家庭の状況によってはそれでもなお介護者の負担は大きく、施設入所をすることで良い距離感で関わりを持つ事ができるようになる場合も少なくありません。

とは言え施設の種類も様々なので、要介護者の状況に合った施設を選ぶことは重要です。

もし、施設入居が必要な場合にサービスを探すサイトはこちら

ハローケア

nagoya-roujinhome.jp

 みんかい

minkai.jp

 

 

レスパイトケアサービスを使うには】

ケアマネージャーやSW(ソーシャルワーカー)・相談支援専門員に相談します。事例に合わせたレスパイトケアサービスを使うための手順やサービスを行なっている事業所を提案して橋渡しをしてくれます。

 

【どこに行けばケアマネージャーやSWに相談できるの】

レスパイトケアについて相談できる場所は以下の通りです。

・居宅支援事業所

・相談支援事業所

・病院(地域医療連携室)

・いきいき支援センター

・区役所、市役所介護福祉課

 

インターネットの口コミなどを確認して、ご自身のケースではどこに相談すべきかを調べるのもおすすめです。

 

【ケアマネージャー・SWなどに支払う費用】

相談をするにあたって費用面は気になるところかと思いますが、ケアマネやSWへの相談には費用はかかりません。ケアマネやSWは、実際に相談にあたった場合に保険請求で国から報酬を受けていますので介護者の費用負担はないのです。

 

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【無理はしない!相談しましょう】

今回サービス内容については簡単に説明しましたが、実に様々なレスパイトケアサービスがあることをわかっていただけたかと思います。レスパイトケアサービスは、介護する人・介護が必要な人どちらのためにも不可欠なサービスです。「預けたらかわいそう」「自分の家族なんだから自分で介護しなきゃ」そんな時代は終わりました。

逆に、レスパイトケアサービスを知らない事で誰にも頼れず過酷な生活状態からの介護うつで虐待などの家庭崩壊を招く事例も多く報告されています。大切なのは「家族と自分」両方です。 

お互いが心地よく過ごすためには、お互いそれぞれの時間が必要です。家族がずっと笑って過ごせる環境をつくるためにも、レスパイトケアについて理解し、必要に応じて利用できるといいですね。